想い雪  作詞/作曲 田村 弘志


空がどんより曇って太陽が見えない
そんな日はなんだか気持ちまで曇る
今の僕はその雲を払うことも出来ずに
ただ風に身をまかせているだけで

あどけなく過ごした君との季節は
もう思い出の中だけになった

君を抱きしめたあの瞬間に 今はもう戻れないから
忘れようとしてみても ただ切なくて
抜け殻になったこの僕に 積もる雪は重たくて
行き交う人の中に 埋もれていく
吐く息の白いこの季節に 負けそうになってる

一体僕は今まで何をしてきたんだろう
一番大切な女性を失ってしまった

もう終わりにしようと告げた君の瞳が
その後の僕に泪の影を落とした

君と何気なく過ごした そんな時間さえ今は
宝物のように 僕の中で輝く
だけど今の僕には ただ切ないだけの記憶
思い出してしまうだけで 胸が熱くなる
失ってはじめて分かる 大切さの意味を

とめどなく流れる時の中 飛べなくなった惨めな鳥のように
泪さえも枯れ果てた僕の瞳には 何が映るのだろう・・・

今頃君は誰かの 温かな胸の中で
昔の恋を忘れて 眠っているの
一人たたずむ僕に 冷たい雪は降り積もり
行き交う人の中に 埋もれていく

明日になればこの雪は 朝日に照らされ輝き
二人が過ごした日々も 朝露に浮かび出す
僕が愛した君の 姿はどこにもないから
君との思い出は胸に そっとしまっておこう
北風が僕の想いを運んで 僕は君を忘れよう

もうすぐ長い冬が終わり
春を告げる風が吹く
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